会長挨拶

一般社団法人生物音響学会会長 高梨琢磨

2017年12月に一般社団法人生物音響学会の会長に就任致しました高梨琢磨(森林総合研究所)です。力丸裕前会長の後を受け、松尾行雄副会長と理事・監事10名とともに、当学会の活動をさらに発展させるため尽力する所存です。ご支援・ご協力のほど宜しくお願い致します。

生物音響学(Bioacoustics)とは、生物学と音響学の融合領域であり、音響情報とコミュニケーション、感覚などの生理学、さらに音や振動に関する物理学と工学から成るものです。研究対象は、陸生の哺乳類、鳥類、両生爬虫類、昆虫などから、水生の哺乳類、魚類、そして植物と広範囲に渡ります。

2014年の当学会設立以来、年次研究発表会はこれまで4回に渡り、北小松、福岡、伊良湖、調布において開催されました。国内外の会員による英語の発表と議論を行い、また学生と若手研究者に対する発表優秀賞を表彰致しました。今年は2018年12月8-9日に熊本大学(宋文杰委員長)にて第5回大会を、そして2019年11月につくば(高梨琢磨委員長)にて第6回大会を開催予定ですので、奮ってご参加下さい。

次に、出版活動として、国内初の生物音響学に関する事典となる『生き物と音の事典』(朝倉書店)を編纂しております。霊長類、コウモリ、海洋動物、魚類、鳥類、両生爬虫類、昆虫類等を対象として、生物音響の基礎から比較アプローチを含む200項目に渡るもので、来年の発刊を目指しております。また今期より、共催する日本音響学会聴覚研究会(2018年6月)において、当学会受賞者が発表する予定です。さらに、研究発表会に加えて、生物音響学のシンポジウム等を企画し、生物音響学の啓蒙活動を進めます。

最後になりますが、ウェブサイトからの情報発信及び会員の交流を進めて参ります。生物音響学に興味のある皆様の入会を期待しております。生物音響学の普及そして発展に向けて、今後とも宜しくお願い致します。