会長挨拶
一般社団法人生物音響学会会長 高梨琢磨
2025年10月に一般社団法人生物音響学会の会長に就任致しました高梨琢磨(福島大学)です。松尾育雄前会長の後を受け、理事・監事7名とともに、当学会の活動をさらに発展させるため尽力する所存です。ご支援・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
生物音響学(Bioacoustics)とは、生物学と音響学の融合領域であり、音響情報とコミュニケーション、感覚などの生理学、さらに音や振動に関する物理学と工学から成るものです。研究対象は、陸生の哺乳類、鳥類、両生爬虫類、昆虫などから、水生の哺乳類、魚類、そして植物と広範囲に渡ります。
2014年の当学会設立以来、年次研究発表会はこれまで国内において12回開催されました。国内外の会員による活発な発表と議論が行われ、学生や若手研究者を対象とした優秀発表賞の表彰も重ねております。次回、2026年10月29日・30日には福島大学にて第13回研究発表会(委員長:高梨琢磨)の開催を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。
また出版活動としまして、2019年に国内初となる『生き物と音の事典』(朝倉書店)を、2023年には英文書籍『Acoustic Communication in Animals: From Insect Wingbeats to Human Music』(Bioacoustics Series Vol. 1, Springer, edited by Yoshimasa Seki)を刊行しました。今後は研究発表会に加え、シンポジウム等の企画を通じた生物音響学のさらなる普及・啓蒙活動にも取り組んで参ります。
最後になりますが、会員相互の交流を一層進めて参ります。生物音響学に関心をお持ちの多くの方々のご入会を心より歓迎いたします。生物音響学の普及と発展に向け、今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


